私的マーケットプレイス研究所

マーケットプレイスビジネスについて学んだことを書き留める。

マーケットプレイス記事の保存版「The a16z Marketplace 100」

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The a16z Marketplace 100

「Software is eating the world」という言葉で著名なマーク・アンドリーセン氏が率いるアンドリーセン・ホロウィッツが2月18日にThe a16z Marketplace 100というマーケットプレイスに関する保存版とも言える記事をリリース。

見所はたくさんありますが、以下の事実は非常に興味深かったです。

やはり旅行やその他日常生活関連の領域はマーケットとしても大きく、マーケットプレイスらしくWinner takes allの状態になっているようです。

 

マーケットプレイスで人気のカテゴリ

100のカテゴリを分類してみると以下の通りでした。24のカテゴリがあり、そのうちの5つのカテゴリで半分の50サービスを占めています。 

カテゴリ 割合
Shopping 12 12.00%
Food & Beverage 11 11.00%
Education 10 10.00%
Travel 10 10.00%
Health & Wellness 7 7.00%
Childcare 6 6.00%
Tickets 5 5.00%
Transportation 5 5.00%
Auto 4 4.00%
Office Space 4 4.00%
Professional Services 4 4.00%
Fashion 3 3.00%
Groceries 3 3.00%
Streetwear 3 3.00%
Beauty 2 2.00%
Home Services 2 2.00%
Pets 2 2.00%
Art 1 1.00%
Celebrities 1 1.00%
Discounts 1 1.00%
Flowers 1 1.00%
Games 1 1.00%
Wedding 1 1.00%
Wholesale 1 1.00%

 逆に以下のカテゴリは1つだけのランクインとなっており、逆に言えばこれらのサービスはほぼ独占状態にあるのかもしれないですね。

その中でも気になったサービスを少し見てみたいと思います。

 

世界大手のアートECサイト・Artsy

売買はもちろんのこと、コレクションのオンライン閲覧サービスとしても機能をしているみたいです。調べてみると国内にもアートECはチラホラ見つけることができ、美術手帖が手がけるOILは聞いたことがある方もいるかもしれません。

その他Artsyに関して扱っている記事が一部見つけることができましたので、ご参照ください。

地元の花屋さんと花を贈りたい人のマッチング・BloomNation

サイトを見ているだけで心が穏やかになります。見出しの通り、地元の花屋さんと花を贈りたい人のマッチングサービスです。

地元の花屋さんと花を贈りたい人の集客を行う必要があるのですが、地元の花屋さんに関しては、花屋さんに対してマーケティングツール(ホームページや顧客管理ツール等)を提供することで集客を行い、囲い込みを行なっているようです。Opentableが最初にレストラン向けに顧客管理ツールを提供し、マーケットプレイスに展開した流れと似ているように思えました。

ちなみに、アメリカにおける花屋の小売市場は2000年と比較して2016年は25%低減しているとのこと。

その他、BloomNationに関して扱っている記事は以下のようなものが発見できました。